【DIYでマイホーム作り】 築150年の古民家を再生した話

DIYに興味がある人

・DIYで自宅をリノベーションしたいけど、どうしたらいいかわからないなぁ

・古民家って実際にどんな暮らしになるのだろうか?

この記事では、上記の方向けに関する記事です。

ブログ管理人

2015年より不動産投資を始めました。

現在10棟の戸建不動産物件を所有しています。

家賃収入は毎月40万円程度。手取額で約20万円程度の不動産所得があります。

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こんにちは。いなか不動産のにんじん🥕です。

私は現在、築150年の古民家をDIYでセルフリノベーションを行い、マイホームとして暮らしています。

築150年と聞くと、そんな古い家ヤバくないかと言われそうですが、実際に住み心地は悪くないです。

ビフォー|アフター

工事期間は3ヶ月ほどでした。

初めの1ヶ月は自分できない範囲を業者にお願いして、実際に私がDIYを行ったのは3ヶ月ほどでした。

以前からDIYは行っていましたが、この古民家ほどガッツリと長期間DIYしたのは、あまりありませんでした。

戸建て不動産投資を行っている投資家さんの中でも、DIYで物件の再生を行っている方はとても多いです。

初心者の方でも、DIYをやってみたいという方がとても多い印象です。

そこで今回は、「【DIYでマイホーム作り】 築150年の古民家を再生した話」を紹介していきます。

DIYに興味がある、古民家再生をやってみたい方向けの記事内容になっています。参考になれば嬉しいです。

「DIY中の写真」

自力で解体 よく怪我せずに済んだものです
DIY完了です。

以上の写真は、古民家再生の現場での定点写真になります。

着工前と完成を比べると全く違います。

後で解説しますが、仕上げ工事のほとんどをDIYで行いました。

人は頑張ればなんとかなる、と感じた大きな経験です。

「物件スペック」

ここでは、築150年の古民家物件情報を紹介していきます。

また、工事前後の平面図をもとに改修内容を解説していきます。

物件スペック

購入時期:2018年

竣工年数:明治6年(正確な築年数は147年)

価格:550万(物件価格100万 リフォーム450万)

間取り:3LDK+広めの土間

リフォーム前の間取り概要

着工前の平図面|左は土間で右が和室

畳の間が”田の字”型の配置でした。

全体的に老朽化が激しく、床が朽ちておりまともに歩くことが困難です。

土間では、昔牛を飼っていたと聞きました。

トイレも外に配置されており不便です。

リフォーム後の間取り概要

完成平面図|左の土間はそのまま 右の住居スペースを改修

LDKには、対面式キッチンと8帖のリビングダイニングスペースがあります。

8帖の和室、6帖の寝室、6帖のクローゼットスペースがあります。

水廻りは、リフォームを機会に一新しました。

「業者とDIYの範囲分け」

大工さん施行中

古民家リノベーションの解体当初は、建物構造に関わる仕事になります。

そういった”人間でいう背骨”のような重要箇所については、業者さんに発注をしました。

また、資格が必要なインフラ設備は、設備業者さんへお願いをしました。

「業者範囲」

・コンクリート工事

・床組・床下地工事

・壁下地工事

・電気設備工事

・給排水設備工事

・設備機器取付

※大枠やインフラ設備は業者さんへ発注

「DIY範囲」

・解体・撤去

・断熱材充填

・壁張り・漆喰塗り

・床フローリング張り

・木部の塗装

・キッチン造作

※仕上げや造作工事はDIYで行う

私はこの状態でDIYスタートです。

作業は、休日や夜に進めました。たまに友人にも手伝いに来てもらいコツコツと作業を進めました。

友人と石膏ボードを貼る

DIYを行っていた期間は7~9月の真夏の真っ盛り。

さすがに、体力的にきつい時もありました。

しかし、休憩を多めに取ることで、なんとかやり抜くことができました。

「リフォーム内容」

内装間取り改修

内装間取り改修

・LDKへ間取り変更

・水廻りを集結

・回遊性の導線

LDKへ間取り変更

古民家の間取りのままでは”畳の田の字間”になるので、部屋を壁で間仕切り、LDKを中心として個室を複数部屋作る間取り変更を行いました。

水廻りを集結

水廻りを一か所に集めることにより、生活導線の整理と設備工事の手間を少なくする狙いでした。

水廻りを集めることにより、配管のメンテナンスはしやすくなります。

回遊性の導線

各部屋をぐるぐると回れるように、回遊性を持たせた間取りにしました。

このことにより、生活導線や家事導線に無駄のない動きがしやすいです。

湿気対策

床下一面に防湿コンクリートを打設
湿気対策

・防湿土間コンクリート打設

・収納内部杉板張り

・壁漆喰塗り

防湿土間コンクリート打設

この古民家の劣化の原因は、地面方の湿気でした。

そのため、土間に湿気対策として防湿シートを敷き、コンクリートを打ち込みました。

このことにより、床下から来るカビ臭さやジメジメした湿気を防ぐことができました。

収納内部杉板張り

収納内部は、空気がよどみ湿気が溜まりやすい場所です。

そこで、収納の内部は全て無垢の杉板を張りました。

無垢の杉板は調湿効果があり、湿気対策に大いに効果があります。

壁漆喰塗り

もともとは土壁でしたが古くなり、手で触るとボロボロと剥がれ落ちるため、上から漆喰を塗りました。

そのまま塗ると土壁ごと落ちてしまうため、シーラ材で固め、下塗りを行ってから、漆喰塗りを行いました。

左官作業は素人でも楽しくできるので、結構おすすめです。

水廻り改修

キッチンをDIYで造作
水廻り改修

・キッチン造作

・トイレ新設

・洗面台造作

・ユニットバス据付

キッチン造作

予算の都合で、システムキッチンを入れることができなかったため、考えた末自分で作ることにしました。

集成材とシンクを買ってきて、DIYで組み立てました。組み立て後、防水塗装を塗りタイルを張り完成です。

トイレ新設

当初はトイレは外にしかなかったため、生活空間の近くに持ってきました。

水洗化を行い、綺麗で快適なトイレになりました。

洗面台造作

洗面台も広く大きめなものが欲しかったため、海外の大きめの洗面ボウルを仕入れて、あとはDIYで造作しました。

こちらもキッチン同様にタイルを貼って完成です。

ユニットバス据付

以前のお風呂はタイルの在来浴室だったため、新しくユニットバスを設置しました。

断熱の効いた浴室は毎日快適です。

断熱工事

壁天井に断熱材を入れる
断熱工事

・床壁天井へ断熱材入れ

・ペアガラスサッシ窓取付

床壁天井へ断熱材入れ

古民家のままでは風通しが良すぎるため、夏はいいのですが、冬は寒すぎます。

そこで、生活空間全体に断熱材を入れました。床にはカネライトフォーム、外気に面する壁・天井にはグラスウールを敷き込みました。

ペアガラスサッシ窓取付

寝室や水廻りの窓は、全てペアガラスサッシ窓に交換をしました。

ペアガラスにすると外気の冷気や熱気を防ぐことができます。

また、防音効果もあります。

以上が、「古民家のリノベーション内容」になります。

リノベーションのメインは、「間取り変更」「防湿対策」「水廻り設備改修」「断熱工事」になります。

大抵の古民家でも、同じように、使い勝手の悪い間取り、湿気があり、水廻りが古く、冬は寒く夏は暑いといった条件であることがほとんどです。

上記で紹介した改修を行うことで、比較的快適な暮らしを手に入れることができます。

「住居費について」

気になる費用の件ですが、このリフォームについては『450万円』のお金がかけました。

資金については、日本政策金融公庫から450万円を融資を行いました。

借り入れ条件

日本政策金融公庫

10年返済  金利1.5%

毎月の返済額:約4万円

毎月4万円代でマイホームに住めるので、一般的な賃貸の家賃よりも安く住宅費の負担は少ないです。

また、35年住宅ローンと比べると、10年返済のため完済までの期間は短く、非常に気は楽です。

「築150年の古民家を再生した感想」

完成写真

正直、築年数は古くて再生するのは、至難の技かと思っていました。

しかし、建物の構造がしっかりとしていれば、問題なく再生できることがわかりました。

築150年の古民家再生のメリット・デメリット

ここでは、実際に古民家を再生DIYで行い、その経験をもとに「築150年の古民家再生のメリット・デメリット」を紹介していきます。

メリット

・古き良き日本の歴史を引き継ぐことが出来る

・今では貴重な天然素材が使用されているので人の体に優しい

・基本的な作りは現在と変わらず、比較的にリノベーションが可能

・貴重な材木が使用されており、メンテナンスをすれば長期的に保てる

・地方の古民家は安価で手に入る。低コストで住まいを持つことができる

デメリット

・古い建物で老朽化が進んでいれば、修繕費用が多く掛かる

・古民家の場合、耐震補強をしなければならない

・家に隙間があるため、虫や動物が入り込みやすい

・敷地が広いので草刈りや家のメンテナンスが大変

・一度購入すると買い手は少なく、売却は難しい

以上、「築150年の古民家再生のメリット・デメリット」になります。

私の実体験としてですが、設備や間取りを一新してしまえば、十分に快適に暮らすことができます。

むしろ、新築を建てるよりも住宅費を抑えることができたことは、精神的にとても大きかったです。

「まとめ」

以上が、【DIYでマイホーム作り】築150年の古民家を再生した話になります。

古民家再生は、2018年10月に完成して、本格的に住み始めたのは2019年5月からです。

上記でも紹介しましたが、生活導線を改修して水廻りを一新したことにより、住み心地はとても良いです。

新築物件ほどではありませんが、冷暖房の効きも悪くないので、暮らしている分には問題はありません。

そして、一番大きいメリットは、”毎月の住居費用が低いこと”にあります。

DIYでリノベーションを行ったことにより、通常の工事費よりも圧倒的にコスパが良いです。

住居費は毎月4万円程度で10年返済なので、一般的な新築物件の35年ローン返済と比べると気持ちはとても楽です。

従来であれば、結婚して子供が出来れば、夢のマイホームである新築物件を建てるのが主流です。

しかし、先が読めない時代に、住宅ローンを35年の長い期間、返済し続けることは、とてもリスクに感じます。

新築物件を否定するわけではありませんが、私は長期的な返済に対してリスクを感じて、古民家を自分で回収する道を選びました。

今回紹介した「DIYで古民家に低コスト住む方法」は、暮らし方の一つの事例として紹介できればと思っています。

このブログでは、不動産投資をメインに自分の実体験をもとに役に立つ情報発信をしていきます。

この記事を読んで参考になれば嬉しいです。

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