この記事では、上記の方向けに関する記事です。

こんにちは。いなか不動産のにんじん🥕です。
8棟のうち7棟を”金融機関の融資”を使い、不動産を購入しました。
今回はその経験をもとに、「戸建不動産投資初心者が融資を引く方法」を詳しく解説していきたいと思います。
戸建不動産投資で”初心者”が融資を引く方法
日本政策金融公庫を利用する
その理由は、日本政策金融公庫の場合、創業融資が付きやすく条件によっては無担保・無保証人での融資も可能だからです。
「日本政策金融公庫とは」

日本政策金融公庫とは、日本国が運営する政府系金融機関(財務大臣が主な株主)
基本的には、前身機関である国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫が担っていた業務を引き継いでいる。
政策金融公庫の、「国民生活事業」は、”地域の身近な金融機関として、小規模事業者や創業企業の皆さまへの事業資金融資のほか、子供の入学資金などを必要とする皆さまへの教育資金融資などを行っています。”とあります。
小規模事業者への事業資金融資と謳ってあるので、「不動産投資」ということでなく、あくまでも「不動産賃貸業の事業資金」をメインに考えた方が良いでしょう。
「民間金融機関との違い」

ここではあくまで私の経験感覚として、政策金融公庫と民間金融機関の違いをまとめています。
実際に融資を受ける条件や内容によって条件が変わってくるので、一概には言えませんが参考までに違いを説明します。
①創業融資が出やすい
②金利が低い
③無担保・無保証人が可能
④融資までの期間が短い
①創業融資が出やすい
日本政策金融公庫の融資制度には、新企業育成貸付・新規開業資金という制度があります。
新規開業資金”新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方”という制度があります。
例えば、初心者の方が不動産賃貸業を始める上で、新規開業として利用できる融資制度です。
ただ、最近では民間金融機関でも新規開業融資制度もあるので、一概に創業融資が政策金融公庫だけしか出ないというわけではありません。
②金利が低い
金利に関しては、事業内容や融資条件によって変わってきますが、あくまで私の体感値です。政策金融公庫の方が圧倒的に金利は低いです。
ほぼ同時期・同条件にて政策金融公庫と民間金融機関の融資を受けたのですが、金利の違いは以下の通りでした。
政策金融公庫 金利:1.25% 10年金利(固定)返済
民間金融機関 金利:1.80% 10年金利(変動)返済
③無担保・無保証人が可能
担保・保証人に関して、事業内容や融資条件によって変わってきますが、こちらも私の体感値です。
ほぼ同時期・同条件にて政策金融公庫と民間金融機関の融資を受けたのですが、担保・保証の違いは以下の通りでした。
政策金融公庫:無担保・無保証人
民間金融機関:土地・建物に対して、第一抵当権の設定が条件
当然ながら、無担保・無保証人の方が資産を運営していく上で有利になります。
たとえ政策金融公庫から融資を受けだ物件でも、無担保・無保証人であれば、その物件自体を、他の融資の担保に使うことができるからです。
つまり、次回の融資を受ける際に、有利な条件にすることが可能となります。
④融資までの期間が短い
なるべく融資申し込みから融資実行までの期間が短いほど事業として資金効率が高まります。
政策金融公庫のホームページにはこのように記載されています。
民間金融機関の場合は、こちらも体感ですが、概ね1~2ヶ月程度の時間がかかります。
金額の額によりますが、融資担当者から支店長決算を受け、支店長から本店決算を受けなければ融資が降りないため、その間で時間が必要になります。
政策金融公庫:平均3週間程度
民間金融機関:概ね1~2ヶ月程度
①創業融資が出やすい
②金利が低い
③無担保・無保証人が可能
④融資までの期間が短い
これら日本政策金融公庫と民間の違いから、不動産投資初心者は日本政策金融公庫から融資を受ける方がハードルが低くのでお勧めをします。
戸建不動産投資で、初めての融資が不安な方や日本政策金融公庫から融資を引きたいと希望される方は、融資サポートの利用をお勧めします。

「民間金融機関から融資を受けるメリット」

上記で並べた条件を見るだけだと、全ての取引において、日本政策金融公庫から融資を受けた方が良いと思われるかもしれません。
しかし、私はあえて日本政策金融公庫と民間金融機関の両方から融資を受けています。
その理由は、以下の3つです。
・日本政策金融公庫にも限度額がある
・お互いに融資条件で競ってもらう
・リスク分散のため
・日本政策金融公庫にも限度額がある
日本政策金融公庫には借り入れ限度額があります。つまり、限度額に達するとそのご返済が終わるまで借入を行うことができません。
民間の金融機関へ借り入れを分散することで、政策金融公庫と民間金融機関の両方を合わせた総限度額を上げることができます。
・お互いに融資条件で競ってもらう
政策金融公庫と民間金融機関は利益の追求のため、融資先を探しています。
2社と取引をすることでお互いに競い合ってもらい少しでも良い融資条件を期待しています。
・リスク分散のため
仮に政策金融公庫で融資ができない条件があった場合、他の融資先に頼らざる終えません。
そういった思わぬリスクを防ぐために、民間金融機関ともパイプを作っておく必要があります。
「まとめ」
以上が、「不動産投資で初心者が融資を引く方法」でした。
結論としては、不動産投資で初心者は「日本政策金融公庫を利用する」がお勧めですが、融資の条件や今後の拡大も見据えると一概には言えないです。
不動産投資には、金融機関との関係性は重要になります。
必要な時に必要な資金を用意できるように、金融機関との”関係性作り”がとても大切になってきます。
Follow @inaka_ninjin
・お金がないけど、融資の引き方が分からないなぁ
・借金ってよく分からないし、怖いよなぁ