この記事では、上記の方向けに関する記事です。

ブログ管理人
2015年より不動産投資を始めました。
現在10棟の戸建不動産物件を所有しています。
家賃収入は毎月40万円程度。手取額で約20万円程度の不動産所得があります。
こんにちは。いなか不動産のにんじん🥕です。
不動産物件は、年数が経つごとに老朽化していきます。その土地の特性によっても、家の痛み具合が大きく変わります。
特に、ジメジメした土地、いわゆる「湿気(しっけ)地」は、建物にとってよくない場所です。
ちなみに、「湿気(しっけ)地」とは、水はけが悪く、ジメジメした土地のことです。
湿気(しっけ)地に建つ物件は、湿気が多いことから物件が痛みやすく老朽化しやすいです。
私自身物件を選定する際は、必ず湿気(しっけ)地を避けるようにしています。
今回は、「【不動産物件の老朽化を早める】湿気(しっけ)地の見分け方 」を詳しく解説していきたいと思います。
【不動産物件の老朽化を早める】湿気(しっけ)地の見分け方
①床下がカビ臭い
②常に地面が濡れている
③外壁に苔が生えている
④家が道路より低い
⑤山や崖を背おって経っている
湿気(しっけ)地の見分けるには、①~⑤の特徴があります。
詳しく解説していきます。
「老朽化を早める理由」

まずは、なぜ「湿気(しっけ)地」であれば家の老朽化を早めるのか。
その理由を説明していきます。
・地面からの湿気により家の構造材を腐らせる
・湿度が高い場所ではシロアリが繁殖しやすく、シロアリ被害にあいやすい
・カビや苔が生えやすく、家全体を腐食しやすくしていく
以上のような理由があります。
主に、湿気は地下を流れて、地面から上がってきます。
湿気が上がってくる土地の上に家があれば、家に全体に湿気が流れ込みやすくなります。
家が湿気やすいと、材料が湿気で腐食していきます。
木材であれば、雑菌繁殖やシロアリ被害、鉄骨材であれば錆(さび)が発生して、最終的には腐ってしまいます。
その為、昔ながらの古民家は、湿気対策として縁の下を開け放ち湿気を逃す対策がされていました。
「湿気による健康被害もある」

湿気の被害は、家だけではありません。
床下に溜まったカビや苔によって、アレルギーといった健康被害も問題になっています。
特に免疫力が低い子供やお年寄りについては、健康被害がでやすい為、注意が必要です。
「湿気(しっけ)地の見分け方」

家の老朽化を早め、健康被害まである恐ろしい湿気(しっけ)地です。
では、実際に物件内覧の時にどのようにして湿気を見分けるのかを、詳しく解説していきます。
①床下がカビ臭い
②常に地面が濡れている
③外壁に苔が生えている
④家が道路より低い
⑤山や崖を背おって経っている
①床下がカビ臭い
床下を覗き込むと鼻をツーンと突くカビの匂いがします。
家の中でカビの匂いがする家は、湿気が相当ひどいと思った方が良いです。
②常に地面が濡れている
床下から地面を触ってみると、地面が濡れていることがあります。
これは地面から湿気が上がってきている証拠です。
③外壁に苔が生えている
家の周りから湿気が上がってきており、外壁に苔が繁殖しています。
年中苔がはえている場合は、敷地全体がオールシーズン湿気ている証拠です。
④家が道路より低い
家が道路より低いと、道路を流れる雨水が家側に流れてきやすくなります。
その為、家に水が溜まりやすくなってしまいます。結果として、家全体に湿気が溜まりやすい環境になりやすいです。
⑤山が隣接している
山の高い場所から低い土地に水は流れるので、隣接する土地へ湿気が流れ込みやすくなります。
山からの湿気が家に流れ込み、床下から湿気が上がってきます。
以上湿気(しっけ)地には、①〜⑤のような特徴があります。
これらの特徴を理解して、どれかが当てはまるようなら物件を見送ることにしています。
「湿気対策」

ただし、湿気(しっけ)地だからといって、必ずしもその土地や家に価値がないと判断はしません。
なぜなら、物件を湿気(しっけ)地から守る対策を行えば、問題ないからです。
・床下に防湿コンクリートを打つ
・湿気が溜まる原因を無くす
・調湿材を多用する
・床下に防湿コンクリートを打つ
床下全体に防湿コンクリートを流し込むことで、地面方上がってくる湿気を完全にシャットアウトしてしまう方法があります。
デメリットとしては、床下全体にコンクリートを流し込み防湿する必要がある為、非常にコストはかかります。
・湿気が溜まる原因を無くす
水回り周辺は湿気がたまりやすい場所になります。その為水回り周辺エリアを改修するのであれば、基礎に空気孔を作るなどして湿気がたまらない工夫を行います。
・調湿材を多用する
例えば、調湿効果の高い漆喰材やエコカラットといった内装材を活用すれば、室内の湿気をコントロールできます。
これら湿気対策を行うことで、物件によっては十分に活用可能になってきます。
「まとめ」
今回は【不動産物件の老朽化を早める】湿気(しっけ)地の見分け方 を解説していきました。
・湿気(しっけ)地は、建物の老朽化を早めるまた健康被害もあるためお勧めできない立地。
・湿気対策を適切に行うことで、対策は可能。
土地の特性である湿気。
不動産投資を行う際に、自分の資産はなるべく長く良い状態で保持したいものです。
そのために、土地の特性を知って、対策をすることが大切になってきます。
この記事を読んで、参考になれば嬉しいです。
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